ベンチプレスとトレーニング器具
バーベル・ベンチプレスを行うにはベンチとバーベルが必要ですが、これらの器具にもいくつかの種類があります。
ベンチプレス専用ベンチを使う
まずはベンチプレス専用のベンチ。
解説イラストで使用しているのはこのタイプで、ベンチとバーベル用のラックがくっついています。
他の種目には使いにくいことが多いので、家庭用(ホームジム)にはちょっと不向きですが、スポーツジムなどにはよく設置されています。
ベンチプレス用ベンチ (ラック幅が狭いタイプ) |
ベンチプレス用ベンチ (ラック幅が広いタイプ) |
バーベルを乗せるラックの幅は色々で、左の写真のように肩幅よりちょっと広いくらいのものから、右の様に幅の広いタイプがありますが、使いやすいのは断然ラックの幅が広い方。
安定性が抜群なのでバーベルの片側だけにプレートをセットしてもひっくり返りにくいのです。
体育館や広い部屋に設置できるのなら、こちらを選ぶのがいいでしょう。
私も大きなジムに行った時は、出来るだけ幅の広いラックの付いたベンチを選んで使っています。
ただ、一般家庭に置くのなら、コンパクトで色々な種目に使えるタイプのベンチを選んだほうが、スペースを有効活用できます。
複数の器具を組み合わせて使う
ベンチプレスをするからといって、必ずベンチプレス専用の器具がいる、という訳ではありません。
特に自分の家に設置する場合などは、他の筋トレ種目にも使えるような器具をいくつか組み合わせて使うのが賢い方法というものです。
パワーラックとベンチ
例えば、パワーラックと呼ばれる鉄骨の四角いボックスと、ベンチを組み合わせて使う方法などがそうです。
下のように配置すれば、安定した状態でベンチプレスができます。
パワーラックの例 |
安全バーをセットしておけば、途中で力尽きてしまってもギロチン状態になりません。
バーベルはラックの幅に合わせる必要があるので、できればセットで購入するのがいいでしょう。
パワーラックはちょっと場所を取りますが、ベンチプレスの他にも色々な使い方ができる、とっても便利な筋トレ設備だと言えます。
バーベル用のスタンドを使う
他には、パワーラックの様に箱状になっているものではなく、バーベルを乗せるラックだけが独立したスタンドのようなものもあります。
商品名としては「スクワットラック」というような名前で販売されていることが多く、パワーラックよりは場所を取らないので、目的によってはこっちを選ぶのもアリかもしれません。
しかし、どちらかというとマイナーな器具なので、作っていないメーカーも多いです。
ベンチについて
ベンチに関しては、ベンチプレスをするだけなら上のイラストのようにシンプルで安いフラット(水平)ベンチだけで十分ですが、他の種目にも使うのなら角度調整ができるベンチ(アジャスタブルベンチ)を選んだ方が良いでしょう。
なお、パワーラックを使わずに一人でベンチプレスをするときは、セーフティスタンドをセットして行いましょう。
特に高重量に挑戦する時は、バーベルに潰されてしまうと非常に危険です。
バーベルについて
ベンチプレスにも色々な種類がありますが、ベンチプレスに使うのであれば特別なものを用意する必要はありません。
28mmシャフトでも50mmシャフトでも、スクリューシャフトでもノーマルシャフトでも、「そんな種別なんて知らないよ」とテキトーに選んでも、多分大丈夫でしょう。
ただし、ラックの幅に合わない短いものを使うと不便なので、できればスタンドやラックとメーカーを揃えてセットで買った方が安心ではあります。
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