ダンベルローイングと器具
ダンベル・ローイングはダンベルとベンチさえあれば行える比較的シンプルな筋力トレーニング種目ですが、ダンベルやベンチにもいくつかの種類があります。
ベンチについて
ダンベル・ローイングで使うのは、基本的には座面が床と平行なフラットベンチ。
アジャスタブルベンチを使う場合でも、水平に角度を調節して使うことになります。
アジャスタブルベンチの例 |
トレーニング用のベンチがない場合は、普通の椅子などを代用に使っても問題ありませんが、座面以外の部分に手をついて行うのは危険なので避けるべきです。
ダンベルについて
自宅でトレーニングするなら、やはりウェイトの調節ができる可変式ダンベルが便利でしょう。
ジムなどにある固定式ダンベルも使いやすいのですが、ダンベルローイングならシャフトが体にぶつかる心配もないので、可変式ダンベルでも特に不自由はないと思います。
可変式ダンベルの例 |
固定式ダンベルの例 |
可変式のダンベルを2本用意して、それぞれ違う重さに調節しておけば、2セット目に重量を落として行うような場合でも余計なインターバル運動中に取る休憩時間のこと。 を取らなくてすみます。
ただし、普通の可変式ダンベルで直径の大きなプレートを使おうとすると、プレートが体にぶつかることもあるので注意してください。
固定式ダンベルはバーベルの直径でなく長さで重量を稼ぐように作られているので、高重量でダンベル・ローイングを行う場合は固定式ダンベルの方が適していると言えます。
可変式でも長さのあるダンベルシャフトを使えば、直径の小さなプレートを何枚も装着して体にぶつからないようにすることは可能ですが、そもそも可変式の長いダンベルシャフトを扱っているメーカーが少ないのが難点です。
ストラップ・パワーグリップ
懸垂などのトレーニングと同様、ダンベル・ローイングでは握力を助けるためのトレーニング用ストラップやパワーグリップなどの道具を使うと、背中の筋肉に意識が集中しやすくなり、安全性も高まります。
パワーグリップ | リストストラップ |
他の筋力トレーニング種目でも使えるという便利さを考えればパワーグリップに軍配が上がりますが、懸垂やダンベル・ローイングのように「引っ張る」系の種目では、ストラップの方がホールド力が勝るでしょう。
なお、ストラップの巻きかたについては、姉妹サイトの『トレーニングストラップの巻き方』を参照してください。
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