筋トレセット間の休憩時間2

筋力トレーニングの基礎

セット間の休憩時間

前回のコンテンツ「筋トレセット間の休憩時間1」で筋力トレーニングを行うときはセット間のインターバル運動中に取る休憩時間のこと。 の長さについても注意する必要がある、ということを分かって頂けたかと思います。

それでは、セット間の休憩時間は具体的に何分何秒にすれば良いのか、今回はそのあたりについて解説していくことにしましょう。

筋力トレーニングと成長ホルモン

筋力トレーニングを行うと、人間の体はその状況に対応しようと、筋肉にたくさんの血液を送り込んだり、呼吸を増やして取り込む酸素の量を増やしたり、ホルモンの分泌量を増やしたりします。

そして、この時に特に重要なのが成長ホルモンの分泌量が増えること。

多くの方がご存知だと思いますが、成長ホルモンと言えば、成長期には身長を伸ばしたり、大人になってからも体調を維持したり、何よりも筋肉の成長のために必要なホルモンです。

筋肉と成長ホルモン

実はこの成長ホルモン、筋力トレーニングでセット間に取る休憩の長さによって、分泌される量が大きく違うことが分かっています。

具体的に言うと、成長ホルモンの分泌がもっとも多いのはセット間の休憩時間を1分程度にした時。

インターバルの長さと成長ホルモンの量

それ以上長く休憩を取ってしまうと分泌量が減っていき、3分を超えるとその量がかなり少なくなってしまうのです。

息の整う範囲で1分を目標に

そういうわけで、筋トレ時のセット間の休憩時間は1分程度に収めるのが理想ということになります。

ただし、体力的な問題で1分では呼吸が整わないとか、集中力が持たないという場合は、1分という時間にそれほどこだわる必要はありません。

休憩時間の長さにこだわって体の準備が整わない状態で無理やり筋トレを行っても、筋肉の力を使い切ることができずに、やはり筋トレ効果は出にくくなるからです。

休憩時間の目安は1分~3分

結論を言えば筋力トレーニングに慣れていないうちはセット間の休憩を3分以内、上級者になるに従って休憩時間1分程度を目標にするのが良いでしょう。

休憩時間を管理する方法

休憩時間を感覚だけで管理するのはまず無理なので、筋力トレーニングを行うときは近くに時計が有った方が良いです。

ジムにはインターバル運動中に取る休憩時間のこと。 が管理しやすい60秒計などが設置してある場合もありますが、見やすい位置に時計が無ければ、タイマーやストップウォッチなどを用意するようにしましょう。

60秒計

ちなみに私の場合は時計を見るのが面倒なので、音楽用の電子メトロノームを使って、丁度60カウントで次のセットを開始・・・という風に、聴覚を使って休憩時間を管理しています。

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