こんな腕立て伏せはNGだ!
一生懸命筋力トレーニングをしているのに、なぜか思うような効果が得られなかったり、人から見て「変なフォーム」になってしまっていてはとても残念、無念です。
というわけでこのページでは、腕立て伏せ(プッシュアップ)の「NG!」な例について解説していきましょう。
上半身だけをヒョコヒョコ動かす腕立て伏せ
腕立て伏せ(プッシュアップ)では、体のラインを保ったまま大きく体を上下させることで、胸の筋肉を大きく動かすことが重要です。
しかし、「1分間に◯◯回!」というように回数を競う競技の影響からか、体全体を床に近づけるのではなく、腕の曲げ伸ばしと上半身だけをヒョコヒョコと上下に動かす動作を腕立て伏せ(プッシュアップ)だと思い込んでいる人もいるようです。
同じルールで回数を競うスポーツとしては意味があるかも知れませんが、筋力トレーニングとしての腕立て伏せ(プッシュアップ)で回数を優先すると、トレーニング効果が大きく落ちるので注意してください。
「腕立て伏せカウンター」のような装置のボタンに顎をぶつけるのも、その衝撃の分だけ筋肉への負荷が弱くなるのでNGです。
途中で休憩を入れる腕立て伏せ
これもテレビ番組などの影響かもしれませんが、トータルの回数を増やそうとセットの途中で肘を完全に伸ばして休んだり、片腕だけを床から離して筋力を回復させてからまた腕立て伏せの動作に入っている人を見かけることがあります。
残念ながら、セットの途中での休憩も筋力トレーニングとしては「悪い見本」と言わざるを得ません。
筋肉を休ませずに動作を続けることが筋トレの基本であることを忘れないようにしましょう。
十分に体を下げない腕立て伏せ
筋力が十分でなかったり、回数にこだわって腕立て伏せ(プッシュアップ)をしていると、体を少しだけ下げて、またすぐに起こすという中途半端な動作をしてしまうかもしれません。
しかし、ベンチプレスやダンベルプレスなどと同じように、動作の範囲が狭いと筋トレ効果が大きく低下してしまいます。
普通の腕立て伏せ(プッシュアップ)がキツイ場合は、まず「腕立て伏せ方法解説」のページで紹介したニースタンス・プッシュアップで筋力をつけてから、普通の方法に挑戦するようにしましょう。
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