腕立て伏せと筋トレ器具
腕立て伏せは基本的に床さえあればどこでもできる筋トレ種目ですが、器具を使うことでより負荷を強くしたり、トレーニング効果を大きくすることも可能です。
プッシュアップバー
金属製のフレームにグリップが付いたプッシュアップバーを使うと、普通の腕立て伏せ(プッシュアップ)よりも動作範囲が大きくなり、胸の筋肉に大きな刺激を与えることができます。
プッシュアップバーの例 |
「腕立て伏せの調整」で説明したように雑誌などの台に手を乗せることでも似たような効果を引き出すことはできますが、専用の器具の方が使いやすいのは間違いありません。
なお、プッシュアップバーには、手首の負担を軽くする効果もあるので、床に手を付くと痛い!という人にもおすすめです。
ベンチ
トレーニングベンチに足を乗せれば、頭が下がった姿勢での腕立て伏せ(デクライン・シットアップ)が可能になります。
普通の腕立て伏せ(プッシュアップ)よりも上半身に重心がかかりやすいので、よりハードなトレーニングになります。
フラットベンチの例 |
ただし、デクライン・シットアップで足を乗せるだけならトレーニングベンチではなく普通の椅子でも十分に代用可能です。
トレーニングチューブ
トレーニングチューブを手に巻きつけて腰に回すことでも、腕立て伏せ(プッシュアップ)の負荷を上げることができます。
ただし、ゴムの弾力を利用するので、ボトム・ポジションで負荷がかかりにくくなるのがたまにキズです。
ウェイトジャケット・リュック
自分の体を重くして負荷を上げるための器具としては、オモリを体に付けるウェイト・ジャケットというものもあります。
ウェイトジャケットの例 |
専用品を用意するのが難しい場合は、リュックサックなどに本やペットボトルなど重さのあるものを入れても代用できるでしょう。
カウンターは使わない
腕立て伏せの回数を競う競技ではアゴでスイッチを押して回数をカウントする「腕立て伏せカウンター」がよく登場しますが、これはあくまでイベント用。
筋力トレーニングとしての腕立て伏せに使うのは止めましょう。
アゴでスイッチを押そうとすると正しいフォームを保つのがとても難しくなりますし、スイッチを押す力の分だけ胸や腕の筋肉に負荷がかからなくなってしまいます。
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