懸垂とトレーニング器具
懸垂は安全にぶら下がることができる場所さえあれば手軽に行える筋力トレーニング種目ですが、器具の形によって負荷の強さが変わったりフォームが制限されたりする場合もあります。
それぞれの短所・長所、自分に必要な器具を知ってい頂くために、このページでは懸垂全般で使用する器具の解説を行っておきましょう。
チニングスタンドを使う
一番一般的・・・というか便利なのは、懸垂を行うために設計されたスタンドを使う方法です。
フォーム解説のページで使用していたのもこのタイプで、グリップ部分左右が折れ曲がっているので、ワイドグリップ・チニングなどをとてもスムーズに行うことができます。
懸垂(チニング)スタンドの例 |
家庭用のスタンドはかなり低価格で手に入りますので、懸垂中心のトレーニングをする人は購入を検討してみのもいいかもしれません。
パワーラック、スミスマシン等を使う
ベンチプレスやスクワットを安全に行うために使われるパワーラックの上部には、ぶら下がれるようなバーが付いていることが多いので、この部分を利用して懸垂を行うことも出来ます。
パワーラックの例 |
まっすぐのバーだとワイドグリップ・チニングがやりにくい・・・という場合は、、ラットプルダウン用のバーを別に買って固定すると良いでしょう。
ラットマシン用バーの例 |
スミスマシンの場合も、付属のバーを一番高い位置に固定すれば、懸垂をするための高さが確保できると思います。ただしストッパーなどはしっかり固定して、懸垂をしている途中にいきなりバーが下がったりしないように注意してください。
とりあえずぶら下がれる場所で行う
学校や公園の鉄棒などでも懸垂を行うことはできますが、普通の鉄棒は懸垂を行うにはちょっと滑りやすいので、トレーニング用のグローブやストラップ、あるいは『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』の『』のコンテンツで紹介した『』や『』などを活用してみてください。
ただし、公共の設備は他にも使う人がいると思いますので、その点には十分配慮することをお忘れなく。
よりハードな懸垂のために
筋力がアップして自分の体重だけでは物足りない!という段階になったら、自分の体重だけでは物足りなくなってしまうと思います。
そんな時は、バーベル用のプレートを体からぶら下げるためのディッピングベルトを活用して、よりハードな懸垂に挑戦してみてください。
ディッピングベルトの例 |
なお、高重量の懸垂では広背筋よりも握力が先にバテてしまうことが多いので、ハンドストラップを手首とバーに巻きつけて、背中の筋力を限界まで使い切れるようにしましょう!
ストラップの例 |
(管理人へのご連絡は不要です)